邱は小さな商売に従事している人たちに向いた
成長分野は食品と飲食の分野だと述べましたが、
他に期待できる商売もあるというのが邱の意見です。


「個人個人の耐久消費財や実用品に対する
購買欲は減少するが、

その分だけすべて貯蓄にまわるわけでもなし、
ほかにお金を使いたいことはいくらでもあるからである。」

そして、邱がこれから伸びると期待したのが
「体験するに楽しみにお金を投じる体験産業」です。


「たとえば、海外旅行に出かける人々は年々ふえ、
国内旅行に飛行機を利用する人がめっきりふえて、
昨今、1日に成田を出発する日本人乗客の数は
平均一万5千円を超えている。

また国内旅行に飛行機を利用する人がめっきりふえて
路線によってはいつも満席というのが珍しくなくなってきた。

パチンコ屋やラブホテルもふえたが、
成人教育をする
カルチャーセンターや
パソコン学校も負けずに大きくなっている。

これらの新産業はかつては私が『体験産業』と名づけた
『身体で体験することに対価の支払われる商売』であるが
物を買う商売が減った分だけ、体験をさせる商売が
活気を帯びてくることはまず間違いないだろう。」