邱永漢はのちに、中国に三全公寓というマンションを建て、
その一階の「種字林」という伝統文化_工芸品の陳列室で、
いろいろな金言を書いた色紙を販売しました。

その一つに「中富」があります。
「中富」とは
『賢者は中金持ちをめざす』で著者が
伝えたかったことを凝集した言葉で、
邱は次のように解説しました。

「読んで字のごとく『中金持ち』を目指すという意味です。

どうせなら大金持ちがいいと思うかも知れませんが、
大金持ちになれる人は少ないし、
大金持ちになってもそんなにいいことはありません。

人がちやほやしてくれるのは
自分の持っているお金を狙っているのだと疑い深くなるし、

家族の中でお金のために争うチャンスも増えます。
私のベストセラーズになった本に
『賢者は中金持ちを目指す」という本があります。」