昭和59年12月、
邱は『賢者は中金持をめざす』を刊行しました。

この作品は昭和59 年3月から9 月まで
7ヶ月『週間読売』に連載した読む入り新聞社から出版したものです。

この著作で、邱は、必要以上のお金を持っていても
意味はなく、一定のお金はお金があれば、充実した生活を
送ることができる。

その水準は月に使えるお金が百万円になることで、
月に百万円あれば、ほぼ第一級の生活ができると主張しました。

しかし、月給だけで手取り百万円に到達するのは、
大企業の社長や重役でも困難な場合が多い。
でも、月給を百万円ももらっていない人でも、
百万円の収入を確保する方法はあるとし、
邱はそのための対策として
節税対策から、投資・利殖の秘訣を述べました。

そういう意味ではこの本は「快適なる中金持ちのすすめ」です。

出版するとこの本はベスト・セラーとなり、
邱が注文したものが
手元に届くのに2ヶ月もかかりました。

にちに邱は「『中金持ち』という表現が人々の心に訴えたのだと思う」
(邱永漢ベトトセラーズ版『賢者は中崖餅をめざす』)と書いています。