数回にわたって、昭和56年に執筆された
「経済一等国 日本」(『香港の挑戦』)
での記述を紹介しましたが、
それから11年たった平成11年、
『人財論』が発刊されました。

この書は私の解釈では
日本流の人財開発方式を
これから発展する中国の人々に
伝える書です。

この書の目次は次のようになっています。

第1章 人の開発ができれば国は栄える

第2章 輸出市場がなくとも金持ちになれる

第3章 「企業家」がいて今日の日本がある

第4章 「企業家」がカムバックすれば次は中国の時代

第5章 商業を尊重しなければ経済は繁栄しない

第6章 研究熱心な順序に産業が発展する

第7章 「会社人間」は社員教育の結晶である

第8章 安価で良質の労働力も磨かずば

第9章 筋金入りの愛社心は外国でも育つ

第10章 忠誠心のない者は戦力にならない

第11章 労働力の質的向上は従業員の定着から

第12章 日本人にできることなら中国人もできる

第13章 時間の観念と品質の観念があるか

第14章 「働く人間」と「経済観念のある人」を鍛えよ

第15章 凡人教育が国のレベルをあげる

第16章 利己心を刺激する社員教育もある

第17章 労働資源の開発は処女地がいい

第18章 中国大陸がNIESの仲間入りをする

第19章 米も人材も一粒たりとも受け入れない閉鎖社会

第20章 人財開発の檜舞台は日本から中国へ移る

いまから17年前に書かれたものですが、
ざっとご覧になって、あなたはどんな印象を
お持ちになりますか。