平成元年1月26日 邱は

PHP研究所から『付加価値論Part1』を刊行しました。


邱はこのt刊行に先立ち

昭和60年10月末から昭和62年12月末まで

日本、韓国、台湾の三つの新聞に

『金持ちニッポン論』を連載しました。
 

そのあと、『VOICE ビジネス特集1988年春季増刊号』から

『VOICE ビジネス特集1989年新年増刊号』まで

一回、80枚ずつ4回に分けて「付加価値論」を連載したのです。

この連載を終え、『付加価値論 Part1―

何が日本人を世界一の金持ちにしたか』を発刊し、

前回の『金持ちニッポン論』は

日本人の生活や思想から迫ったものだが、

『付加価値論』は経済面の分析に重点を置いた

ものであると説明しました。

この本の「まえがき」で、邱は

200年前に『国富論』を書き、

経済学の始祖と言われているアダムスミスと

100年前に『資本論』を書き、

共産主義国家を誕生させるきかけを

つくったカール・マルクスに言及し、

自分はその100年後に、

日本が無一文に近い状態から

世界で一、二を争う金持ち国にのし上がっていくのを

間のあたりに観察するチャンスを得たと、

述べています。

200年前に生きたアダムスミスや

100年前に生きたカールマルクスに

言及しながら、自分が立つ位置を
説明しているあたりに、この本の執筆に

かける意気込みの大きさを伝えています。