「自分の書いた物を読者がどう評価するかは
日本の文化を知りたければ、
著者の私が口をさしはさむことではないが、
私自身としては「日本人がなぜ世界一の金持ちになったか」
「金持ちになった日本人はこれから何をなすべきか」を
私なりに分析したつもりである。
特に、将来、
「日本を研究したいと考える
世界中の人々の日本を理解する手引書となれば」
というひそかな願いをこめて書いた。
はたしてその目的を達せられたかどうか。
日本の文化を知りたければ、
日本の経済の仕組みをよく知る必要がある。同じように、
日本の経済の発展してきた秘密を知りたかったら、
日本人の伝統的な思想や生活意識を知る必要があろう。
私にとってはこの上下二巻は私の経済原論であると同時に、
日本及び日本人に対する文明批評でもある。
世界中の人々が学ぶべきことが
日本及び日本人に対する文明批評でもある。
世界中の人々が学ぶべきことが
この中に一杯詰まっていると私は考えている。」
邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。