これまで、邱永漢さんの15,6歳の頃の
文学活動につき、邱さんご自身の著作に
掲載されていることを紹介してきました。
しかし、この頃の邱さんの作品は
ご自身の著作には紹介されていません。
何とか、邱さんの当時の文学作品に接する
方法はないのでしょうか。
台湾に行って図書館に行き、
探し回るしか手はないのではと
私は思っていましたが、
ある時、日本の台湾文学研究者によって
邱さんが高校時代に発表された作品を
取り上げている本が出版されている
ことを知りました。
一冊は
垂水知恵著
『台湾の日本語文学―
日本統治時代の作家たち』(1995年)です。
もう一冊は
岡崎郁子著
『台湾文学―異端の系譜』
(1996年)です。
この両書のページをひらくと、
・個人雑誌『月来香』に掲載された作品、
・『台湾日日新聞」に掲載された作品、
・台北高等学校の文芸誌に掲載された作品
に接することができます。
この2冊とも学究的な本なので、
各県の県内のどこかの図書館には
保管されていると思います。
ですので、邱永漢さんの16歳頃の文芸作品
(詩作が中心です)を見たいと思われる方は
地元の図書館にこれら二冊を
申し込まれたらいいと思います。
邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。