今回、調べて知ったことですが、
イギリスの英国エコノミスト誌は
『驚くべき日本―日本経済調査報告』
(Consider Japan)(昭和38年)を発行したあとも、
日本の経済発展に関心を寄せ、次々と
日本特集を発行していました。
昭和40年(1965年)に
『それでも日本は進むー驚くべき日本その後 』。
続いて、昭和42年(1967年)に
『日本は昇ったー日本経済七つのカギ 』
そうした英国人たちによる予見が
背景になっていたのだと思いますが
私が昭和40年に入った会社の職場では
上司のアドバイスもあって、アベグレンという
アメリカ人が昭和35年に発行した
『日本の経営』という本を取上げて
勉強会を開きました。
アベグレンはこの本で、
「終身雇用」、「年功序列」、「企業別組合」が
日本の経営の三種の神器で、
これが日本企業の強みだとしてきました。
このアベグレンの『日本の経営』が
発刊されてから10年後の昭和45年(1970年)に、
ハーマンカーンというアメリカ人が「超大国日本の挑戦」
が発刊され、ハーマンカーンはこの本の中で
「21世紀は日本の世紀」、
「2000年頃に日本の国民一人当りの所得が
アメリカと並んで世界一のレベルに達する」
などと予想した。
この本から10年ほど後の昭和54年(1979年)に
発刊されたのがエズラボーゲルの
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』で、
ボーゲルさんは、日本の成功の要因は、独特の組織力、
政策、計画によって意図的にもたらされたもので
これからはアメリカが日本を見習わねばならない
と説明しました。
私もそうでしたが、日本人の多くは
このような欧米人たちによる指摘で
日本の成長を感じたように思います。
邱永漢思想研究家。経営コンサルタント。問題解決・意思決定の研修講師。昭和18年3月生まれ。昭和40年、東京大学経済学部卒業。同年、八幡製鉄(現新日鉄)入社。平成6年、新日鉄部長を経て、研修業に転じ、現職。以来、邱永漢作品のエッセンス本『原則がわかれば生き残れる』、『アジアの曙』、『生きざまの探求』、『新・メシの食える経済学』(以上、グラフ社)を編集、解説。平成13年『あなたも賢者になれるー私は邱永漢さんの知恵を借りた』(グラフ社)を刊行。邱永漢思想の探求をライフワークとし、その一環として、各地でセミナーを開催。「株式投資の原則」などの通信セミナーも実施。